ピルを服用することによってバッチリ避妊対策ができます。コンドームを使っての避妊も効果的ではありますが、時にはコンドームが破れてしまっていることも考えられるので、心配に思う方はピルを服用して避妊しましょう。

避妊対策バッチリの女性

卵胞の成熟を止め避妊をするピル低用量と中用量の違い

ピルは経口の避妊薬です。その仕組みはピルを服用することで体内の女性ホルモンの濃度を「偽妊娠」の状態にしてしまいます。体は血中のホルモン濃度が妊娠している状態と同じような値になっているため「妊娠しているんだ」と勘違いしてしまいます。通常なら約28~35日に一度成熟した卵胞から卵子が飛び出して、そのタイミングで精子が子宮の中に入ってきたら受精して妊娠する、という流れになります。しかし身体が妊娠していると勘違いしてしまっているため、お腹の中の赤ちゃんを育てなければならないので卵胞御成熟させることがありません。この働きによって妊娠を防ぐことができるのがピルなのです。
以前は処方されているピルの多くが中用量でしたが、現在は低用量のものが処方されることが多くなっています。中用量と低用量の違いは配合されている女性ホルモンの量で、配合されている女性ホルモンの量が多いほど副作用が起こる確率が高くなっていました。ピルの副作用は腹痛や腰痛、吐き気、胸の張りといった妊娠した時のつわりのような症状です。避妊や婦人科系疾患の治療のために最低限の効果が出る程度にまで配合している女性ホルモンの量を減らしたものが低用量ピルで、中用量の約半分程度にまで女性ホルモンの量が少なくなっています。身体への負担が少ないということと日本で認可されているという理由で、産婦人科などで処方されるのは低用量ピルが多くなっています。現在、中用量のものはモーニングアフターピルと言い、避妊に失敗した際に体内の女性ホルモンを大きく変化させて排卵を防いだり、受精卵が着床しづらい環境を作って妊娠を避ける緊急避妊薬として処方されていることがほとんどです。